体がコゲる?!~糖化とは~
みなさん、こんにちは!
最近は涼しく感じる日も増えてきましたね。
秋といえば食欲の秋!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こんがり焼けたお肉や脂ののったお魚、ホットケーキなんかの甘いスイーツも魅力的ですよね。
このような食事が体の「糖化」につながっていることをご存知でしょうか?
糖化とは
体が酸化することを一般的に「体がサビる」と言いますが、糖化とは過剰な糖によって「体がコゲる」状態のこと。
体がコゲるとは、一言でいうと体内で不要な糖とタンパク質が結びついて「AGEs(糖化最終生物)」という老化物質を生成してしまう作用です。
これを「糖化」といいます。
りんごで例えると、りんごは切り口は時間が経てば、茶色くなります。これは空気中の酸素に触れたために起こる酸化。りんごをアップルパイのように加熱すると、全体に飴色になります。これが糖化。砂糖と卵やミルクのタンパク質を混ぜて香ばしく焼くと風味が増しますが、体がコゲるとなると、百害あって一利なしです。
糖化すると老化が進み、糖尿病、高血圧、がんなどさまざまな成人病リスクの原因にも!
美肌を阻む糖化の症状
キレイな肌にダメージを与える要因は色々ありますが、肌の糖化も原因の1つだと最近わかってきたのです。
1お肌のハリの低下
お肌の中での代表的なタンパク質はなんといってもコラーゲンです。他には弾力に関わるエラスチンなどがありますが、いずれも糖化するとカチコチに固まってしまい、お肌のハリが失われてしまいます。
2肌のくすみ
糖化タンパク質はそれ自身が褐色です。
そのため、お肌にたまると透明感が失われ、くすみの原因となることも知られています。
これは「黄くすみ」とも言われています。
3しみの原因
お肌に及ぼす影響はこれだけではありません。糖化タンパク質は一度作られると分解されにくいため、お肌の新陳代謝を悪くするのです。
特に表皮では糖化タンパク質がたまると、ターンオーバーが遅くなりメラニンが排出されずにシミの原因につながります。
肌の健康を保つコラーゲンが糖化すると、若くても肌の老化が進みやすくなるので糖化しないように注意が必要です。
血液中の余分な糖と体内のタンパク質がくっつくとAGE(Advanced Glycation End Products)という物質が作られます。
糖化が進むということはAGEが増えるということです。
ですので、AGEが含まれている食べ物をたくさん摂ると、ますます糖化が進むというわけです。
糖化の原因
ここで、AGEが多い食品かどうかを判断するポイントをご説明致します。
➀ 糖とタンパク質が一緒に加熱されたもの
➁ 見た目が焦げているもの
➂ キツネ色に焼かれたもの
④ 香ばしいもの
注意が必要なのはジュースです!
AGEが多く含まれているわけではありませんが原材料に書かれている「果糖ブドウ糖液糖」はフルクトース(果糖)が含まています。フルクトースは炭水化物が分解されてできるブドウ糖よりも消化吸収が早いので糖化の原因になりやすいのでお気を付けくださいね!
今回は糖化についてご説明致しました。
次回はどのうようにして糖化の予防をすればいいのか?ということについてご説明したいと思います。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせくださいね。