そのシワ深くなる前に!ボトックス治療~基礎編~
梅の花が咲き、今年は桜の開花も早いようですね!
春といえば・・・数年前から美容医療では、4月8日はシワの日と言われています。
そこで今回は、シワの治療で人気の高いボトックス注入治療についてご紹介させていただきます。
ボツリヌス治療薬注入は、ボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種を注射する治療で、筋肉の働きを弱めて、シワをできにくくする治療法です。
どんなしわに効果が期待できるか
・目を動かすときにできる額や眉間のシワ
・笑ったりすると目尻にできるシワ
・しゃべっている時に出るアゴの梅干しジワ
(アゴのシワは自分では鏡を見てもあまりわかりませんが、人からは見えているシワなんです・・・)
さらに表情ジワの改善とヒアルロン酸注入を併用されると
お顔全体に立体感が出て、より若返りに繋がります。
ボトックス注入は表情筋だけでなく
過剰発達をした筋肉にも使用することができます。
食べ物のそしゃくや歯ぎしりなどで発達してしまったエラ部分の咬筋(こうきん)にボトックス注射をすることで、緊張したエラをほっそりさせ、角ばった輪郭の改善を促し小顔効果が期待できます。
ぽっこり発達したふくらはぎには、脚痩せ治療として筋肉を退縮させることで、ふくらはぎをほっそりさせる部分痩せ効果があります。
脚の筋肉は歩くときに常に使う筋肉なので、ダイエットや運動で細くすることはとても困難です。注射で脚の筋肉を小さくして、細くする治療として、とても人気があります!
シワ治療だけではないボトックス治療
ボトックスの効果の持続について
ボトックス注射の効果は、個人差がありますが術後2~4日で感じはじめ、2週間から1ヶ月程度かけて顕著に現われてきます。持続期間は4~8ヶ月程度で、効果は徐々に弱まります。ヤナガワクリニックではその方の筋肉の強さや表情に合わせてボトックス注入を行います。そのため、「いかにもボトックスをした」という不自然な感じにはならず自然な仕上がりの注入です。
術後のフォローアップ
これが一番大事
額・眉間・目尻・アゴの場合、約2週間後にボトックスチェックを行いシワの状態を確認し、必要であれば追加注入(無料)を行っています。
エラ・ふくらはぎの場合は、約1ヶ月後にチェックを行い必要であれば追加注入(有料・エラ広範囲は無料)を行います。
ボトックスの種類
ボトックスというのは正確にはアラガン社等の商品名ですが、A型ボツリヌス製剤の代表格なので、A型ボツリヌス製剤のことをまとめてボトックスと呼んでしまっています。
ヤナガワクリニックではアラガン社の「ボトックスビスタ®」を使用しています。
「ボトックスビスタ®」は2019年2月現在、眉間および目尻の表情ジワに対して国内で唯一製造販売承認を取得しているA型ボツリヌス毒素製剤です。
ふくらはぎ治療には Medytox社 ニューロノックス(韓国製)を使用しています。
こちらはボトックスのジェネリックといえる製剤で、アラガン社のボトックスと同じA型ボツリヌス毒素製剤です。
2006年に KFDA(韓国食品医薬品安全庁)に認可を得て、日本を含めた世界30ヵ国以上で使用されている製剤です。
ボトックスとは
ボツリヌス菌が産生する毒素を精製した製剤を注射することです。
筋肉の痙攣や緊張を抑える働きがあり、顔面痙攣(がんめんけいれん)・眼瞼痙攣(がんけんけいれん)・痙性斜頸(けいせいしゃけい)などの治療に長年繰り返し用いられてきました。約50年前から医療の現場で使用されてきた長い歴史があります。
美容医療で使われるようになったのは1980年代後半からと言われていて表情筋(喜怒哀楽などのさまざまな表情はこの筋肉の働きによるもの)の収縮を抑制し、眉や額などにできるシワを目立たなくする効果も期待できるため美容目的でも用いられるようになりました。
ボトックスに関するHPはこちらです。
次回は「ボトックス治療の応用編とボトックス注入が不安な方へ」編です。