当院では、形成外科・皮膚科・アレルギー科の診療をしており、以下のような保険診療も行っております
保険適用の診療
- 目の開きが悪いことに対する眼瞼下垂手術
- 太田母斑や異所性蒙古斑などのあざに対するレーザー治療
- でべその原因になる臍ヘルニア手術
- 乳頭が陥没による授乳困難に対する陥没乳頭形成術
- 老人性疣贅に対する治療
- 皮膚腫瘍(粉瘤・脂肪腫・皮膚線維腫・軟線維腫等)に対する治療
- 悪性が疑われるもの、また将来的に悪性化する可能性があるものに対する鑑別診断と治療
ただし、症状が軽度であり、保険の判断基準に達しないと判断された場合、自費での手術になります。
当院では保険診療であっても、ただ症状を改善するという事だけではなく、美容的観点も重要視しています。
折角施術しても、傷が目立ち、それがかえって悩みになってしまう等、しなければよかったと思う事がないよう、メリット・デメリット等をカウンセリングさせていただき、納得頂いた上で施術を行っております。
一般保険診療も行っております
(完全予約制ですので一度お電話にてご相談ください)
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、ストレス・アレルギー・慢性刺激等いくつもの要因が複雑に関わって皮膚のバリア機能の低下により引き起こされる病気です。皮膚の“バリア機能”(外界の様々な刺激、乾燥等から体の内部を保護する機能)が低下し、外から抗原や刺激が入りやすくなっており、これらが免疫細胞と結びつき、アレルギー性の炎症を引き起こします。遺伝的な体質があるとも言われており、症状が良くなったり、悪くなったりを繰り返してしまいます。皮膚が乾燥して、かゆみを伴い、掻くことによって悪化してしまいます。
湿疹・かぶれ
湿疹・かぶれは、最も代表的な皮膚トラブルです。外部刺激で引き起こされ、原因がはっきりしているものから原因不明なものまで様々な症状を表します。洗剤、化粧品、花粉、ハウスダスト、細菌等による感染やアレルギー反応等が主要因としてあげられます。
蕁麻疹
蕁麻疹(じんましん)の主な症状は、突然、皮膚の一部が赤く盛り上がり、痒みや焼けるような感じを伴うものです。時間経過により症状は消えていきます。数十分から数時間で消える症状がほとんどですが、半日~1日かかるものもあります。
イボ
イボにはいくつかの種類があり、水イボ、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)、扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)はウィルス性で小児や成人に多くみられます。老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)は加齢によるもので中高年に多くみられます。ほとんどが良性のものなのですが、中には皮膚癌に類するものもあるので、きちんとした診察が必要になります。
足白癬・足爪白癬
足白癬(あしはくせん)・足爪白癬(あしつめはくせん)は、一般的に「水虫(みずむし)」と呼ばれるものです。 白癬菌が足の指の間、足の裏、足爪と皮膚の間に入り込み、皮下組織に侵食、増殖することで各種症状を引き起こします。
白癬菌は顕微鏡検査で確認できます。 足白癬は趾間型、小水疱型、角質増殖型に分類されます。 趾間型足白癬は、足指の間の皮膚がふやけたように白く濁り、痒いのが特徴です。 小水疱型足白癬は、小水疱が多発します。 角質増殖型足白癬では、足裏から足縁にかけて広範囲に皮膚が厚くなります。 内服または外用薬での治療が必要です。
ニキビ(尋常性ざ瘡)・ニキビ痕
ニキビは、古い角質が詰まって角栓ができてしまい毛穴が塞がったり、毛穴に皮脂が溜まって発生します。思春期に発生するニキビは、活発なホルモンの働きにより、皮脂分泌が増加して発生します。また、20歳代以降にできるいわゆる「大人のニキビ」は、ストレスや便秘、乾燥、不規則な生活など、様々な要因により発生します。
ニキビ発生の初段階が面ぽう(毛穴に皮脂がたまった状態)です。皮脂の分泌が活発な部位にポツポツと膨らみができます。毛穴の先が閉じた面ぽう(白ニキビ)と、開いた面ぽう(黒ニキビ)があり、アクネ菌が面ぽう内で増殖して炎症が起こることで、赤みをもった発疹(赤ニキビ)となったり、膿をもった発疹(膿疱、黄ニキビ)になります。炎症が拡大進行すると、皮膚の下に膿がたまったり、皮膚が硬く盛り上がったようになることもあります。
また、炎症が長引いたり強かったりする場合、凸凹した「ニキビ跡」が皮膚に残ることもあります。ニキビやニキビ痕は保険治療のほかにも自費治療で有効な治療がありますのでご相談ください。
たこ・うおのめ
たこ、うおのめは、皮膚が繰り返し圧迫や摩擦を受けると発症します。足裏、指の付け根、指と指の間などにできることが多く、ヒール等の靴や、サイズの合っていない靴等が原因になることが多いです。 たこは芯がなく痛みはさほど感じません。うおのめは中心部に芯があり痛みを伴うものを言います。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)
神経節といわれる部位に潜んでいたヘルペスウイルスの一種、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こります。これらが、何らかの誘因(過労・風邪・悪性腫瘍等の免疫機能低下等)により再活性化して顔・躯幹に好発します。 からだの片側の部分に 赤い丘疹や水疱が神経の走行に沿って帯状に出現し、神経炎症により痛みを伴います。
抗ヘルペスウイルス薬の内服を出来るだけ早期に開始することが有効です。
熱傷(やけど)
熱傷(やけど)は、日常生活で最も多いケガです。やけどは3段階に分けられていて、Ⅰ度は表皮、Ⅱ度は真皮、Ⅲ度は皮下組織まで傷害が及んだものになります。Ⅰ度のやけどは、軟膏程度でほぼ傷跡を残すことはないのですが、Ⅱ度やⅢ度のやけどになると、医師の診断のもと、早急な治療が必要です。
黒子(ほくろ)
ほくろは、色素性母斑や母斑細胞性母斑とも呼ばれます。メラニン色素を含む細胞が、皮膚の高密度で集まってできたものです。ほとんどが良性ですが、ほくろによく似た皮膚癌等もありますので、医師の診察をお勧めします。また、自費診療にてほくろを取ることもできます。
皮膚のできもの
皮膚のできものにはいくつか種類があります。アクロコルドン(スキンタグ)は首・胸・脇の下にできるできもの、汗管腫(かんかんしゅ)は眼瞼や額、首・胸・腹・背中にできるできもの、稗粒腫(ミリウム)は眼瞼周囲、頬・額できるできものです。他にも、皮脂腺が増殖したできもの(脂腺増殖症)や、眼瞼周囲のできもの(眼瞼黄色腫)、中年以降にみられる老人性血管腫も皮膚のできものです。ほとんどが良性のものですが、中には皮膚癌のこともあるので、医師の診察をお勧めします。