遅延型フードアレルギーっていわゆる食べ物のアレルギーとはちがうの?
水曜日担当の長谷川です。
先日の院長のコラムに掲載されたフードアレルギーについて
アレルギーには種類あります。
子供のころから卵アレルギーで苦労したって言う方おられます。しかし最近大人になってからアレルギーが発症する方が増えてきているように思います。アレルギー反応は、体の抗体が反応することでおこるので、年齢とともに確率があがってくるかもしれません。食べてすぐに反応が出るものが即時型アレルギーといわれ、IgEという抗体が反応して起こります。生命の危険のあるアナフィラキシーはこれによって起こります。
それ以外にも、食べてから数時間から数日かけて反応がでる遅延型アレルギーというのがあります。これは,IgGやIgAという抗体が反応していると言われています。同じ食べ物でも、抗体によっては反応するとは限らないようです。つまり、エビのアレルギーがあるという自覚症状があり、検査をするとIgE抗体の反応が出ているけれども、IgG抗体は反応が出ていない。
逆に、小麦のアレルギーはIgE抗体では出ていないが、IgG抗体では反応が出ているといったことがあります。
私自身は、2年前、急に蕁麻疹(じんましん)が腕や脚に毎晩でるようになりました。抗アレルギー薬をいろいろな種類飲んでいましたが、改善することなく、なにが原因かわからず、毎晩寝ていても痒くて痒くてという日々。保険診療でできるアレルギー検査では即時型のIgE抗体を測定しますが、ほとんど出なかったので、
何が原因かわからなかったのです。
その半年後にIgG抗体やIgA抗体の検査をしてみました。
この結果を見て、反応があった食べ物生姜やバナナやパイナップルなど食べるのをやめました。結果蕁麻疹(じんましん)がでなくなりました。
遅延型フードアレルギーの症状は様々です。発疹がでることもありますが、単にからだがだるい感じであったり、不眠症だったり、気持ちが落ち込むようなことであったりむくみやすであったりと一見アレルギー症状としては認識しにくい症状もあるそうです。
気になる方は一度検査して見られてはいかがでしょうか。お気軽にご相談くださいませ。
最後までお読み下さりありがとうございます。