しわに効くレチノールってなに?

2018/11/10

しわに効くレチノールってなに?

 

最近よく見かける化粧品の成分のレチノールってなんですか。

 

 

説明が長くなりますので、

結論から

 

 

レチノールは美肌になるためにはとても重要な成分です。

厚生労働省が認めたシワに効く成分です。

なのですが、気をつけないといけないことは、

急激に濃度の高いレチノールを皮膚につけると、

レチノイド反応といって、刺激反応が出ることがあることです。

 

 

 

 

ということで、詳しくレチノールについてご説明させていただきます。

 

 

レチノールとは

ビタミンAの一つの形なのですが、

ビタミンA全体をレチノール(広義のレチノール)として表現することもあります。

 

ちなみに、βカロテン や αカロテンなど経口摂取した後、腸内でビタミンAとなるため、ビタミンA誘導体と呼ばれていることがあります。 

 

具体的にはたくさんある

ビタミンAの種類は

パルミチン酸レチノール

プロピオン酸レチノール

酢酸レチノール

レチノール 分子量286.5

レチノイン酸

 

など結合しているものによっていろいろな種類があります。

 

では、ビタミンAはどのような働きをしているのでしょう。

 

からだにとって重要な働きをしています

・細胞の増殖など

・皮膚の細胞のターンオーバーなど

・皮膚の正常を保つ

・生殖

・細胞分化・発生能

・糖たんぱく質・糖脂質合成

・骨吸収

・粘膜の保護、正常を保つ

・免疫機能

・成長促進

・視覚を正常に保つ

・聴覚を正常に保つ

・味覚を正常に保つ

・制ガン

などなどと挙げられています。

 

皮膚で大事なのは

皮膚正常保持や細胞のターンオーバー、増殖や免疫などでしょうか。

 

細胞の中の核の中に、ビタミンAの受容体があり、受容体に結合して作用するのです。

 

紫外線や熱、酸素によって分解されて活性を失ってしまいます。

なので、皮膚では紫外線により、分解される事があるため、紫外線をたくさん浴びた方は、皮膚のビタミンAが欠乏していると言われています。

 

レチノイド反応

皮膚に大事となると、補わないと、、、と思って、

いきなり濃度の濃いビタミンAを皮膚に塗布すると、

レチノイド反応と言ってビタミンAの反応が出ることがあります。

これは、ビタミンAが欠乏しているときに、急激にビタミンAが投与されると出やすい反応です。

 

大事なステップアップ

つまり、ビタミンAはお肌の状態に合わせて徐々に濃度を上げていくことが大事なのです。

 

パルミチン酸レチノール、プロピオン酸レチノール、酢酸レチノールなどをお肌に塗布しますと、パルミチン酸レチノールの形で蓄積されていきます。

これらは、皮膚で必要に応じてレチノールに変換されます。

 

ホームケアでできること

上記のパルミチン酸レチノール、プロピオン酸レチノール、酢酸レチノールを徐々に濃度を上げていくスキンケアが「自己再生する高機能スキンケア」のエンビロンです。

 

濃度を上げていく際にもお肌の反応が出ることがあることから、医療機関などでお肌を診ながらステップアップしていくシステムなのです。

 

 

ところで、

 

レチノイン酸のシミ治療(トレチノイン療法)

レチノールは皮膚に対する反応が出やすく、生まれ変わりを促進し角質を薄くします。

赤くなったり、ぽろぽろと角質が剥がれたりするレチノイド反応です。

このレチノイドとメラニンを作る反応を抑えるハイドロキノンを併用するトレチノイン療法は東京大学の吉村先生が提唱し美容皮膚科ではシミの治療などで広く行われています。

発赤や角質の剥離や痒みや乾燥感を伴うこともあり、医療機関で定期的な診察をしながら行う治療になります。