4 肥満遺伝子のことについてもう少し詳しく

水曜日担当の長谷川です。
前回の遺伝子検査のついてでに、肥満遺伝子についてもう少し追加しておきますね。

「肥満遺伝子」というのは、人間が生きていく上で獲得した生きる為のありがたい遺伝子なのです。

昔はそうだったのですが近年、人類の史上にはなかった急激な環境の変化により、食べ物が必要以上に豊富になってしまったのです。

もし、食糧難になったら、勝ち残れることになるかもしれません。

現在、多くの肥満遺伝子が発見されていますが、その中でも特に3種類の遺伝子が有名です。

それが1「β3AR 」  :ベータ3 アドレナリン受容体
2「UCPI」 
3「β2AR」:ベーター2・アドレナリン受容体

 

1「「β3AR」は内臓脂肪がつきやすいということから、体系的におなかがぽっこりのリンゴ型と言われています。糖質で内臓脂肪がつきやすく、有酸素運動が効果的と言われています。糖質制限をして、ランニング等をすると痩せやすいタイプの方ですね、きっと。

2「UCPI」は皮下脂肪がつきやすいので、おしりや腕や脚に脂肪がつきやすいことから、洋ナシ型と言われてます。こちらは、高脂肪食が好きで脂肪食で皮下脂肪がつきやすく、高脂肪食、つまり唐揚げなどを控え、筋力トレーニングをすることで痩せやすいタイプの方らしいです。

3「β2AR」は何故かバナナ型と言われています。太りにくいのに一度太ると痩せにくいというタイプです。食事ではタンパク質をしっかり取らないといけなくて、運動は筋力トーレーニングが必要なタイプの方です。

 

 

というのは大まかなタイプ別けであって、遺伝子もほかにもいろいろ複合的に影響するので、一概には言えません。でも、お友達の誰かが、こんなんやって痩せたって、いうのは必ずしも自分に合うとは限らないということなんですよ。最近は、FTOLEPと言った遺伝子も注目されています。食欲の調節に関連する遺伝子です。

安心して下さい。遺伝子的に食欲を調節しづらいとなっても、運動は体重をコントロールする効果的な方法であることがわかっています。自分に合ったダイエットと運動の組み合わせが効果が出やすいと言えそうですね。なにより、食べる量を減らしたら痩せるにきまっているというのも、必ずしも当てはまりません。
特に若い女性。

健康なカラダで適切な体重がよいですね。
よろしかったら、ご相談くださいませ。

大阪心斎橋の美容皮膚科・美容外科 ヤナガワクリニック

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